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自動給水に関するよくあるご質問①

お客様からよく頂く自動給水に関する質問を解説いたします。

1.1回のフラッシングで消費される水の量は?

弊社のシステムでは、約1~1.5ガロン(1ガロン≒4.5リットル)です。

2. フラッシングの所要時間は?

1~5分を1分間隔で設定できるモデルがほとんどです。


3. 1日のフラッシング回数は?

多くのお客様は1日2回の設定をしていますが、回数や開始時間は自由に設定可能です。

4. 水が漏れた場合はどうなるのか?

ここでの水漏れは、①フラッシング終了後もドレン配管から水が排出し続ける症状を示しております。この水漏れとは別に、②配管の外に水が漏れるトラブルもありますが、前者を①内部漏れ(リーク)、後者を②外部リークと呼んで区別しています。即ち、水が配管内部で流れ続けている漏れなのか、配管の外に漏れ出している状態かの違いです。以下では、内部リークを想定しています。

弊社のセンサーは、80mL/minの流れを連続して20分間検知した場合にアラームが発報します。ただし、自動で水は止まりません。その理由は、動物の給水を止めるリスクがあるためです。

5.水が漏れる原因は?

自動給水の配管で、途中で水を止める役針をしているのは、ボールバルブと電磁弁(ダイヤフラム・バルブ)です。内部リークは多くの場合、後者の電磁弁内部のダイヤフラムが完全に閉じず、わずかな隙間から水が漏れる事が原因で起こります。

この電磁弁は、各飼育ラックに1個設置されています。その飼育ラックのフラッシングを担当しています。普段は閉じていますが(ノーマル・クローズ)、お客様が設定された時間になると、電磁弁に電気が流れて、内部のダイヤフラムが開いて水が流れます。フラッシングが終了すると、電気の流れも止まり、ダイヤフラムが閉じて水が遮断されます。

長期間使用してくるとこのダイヤフラムが経年劣化を起こし、完全に閉じなくなります。また、ダイヤフラムに異物が付着して隙間ができてそこから漏れるという事もあります。


6.対策は?

異物付着の場合はクリーニングや弁の開閉で改善されることがあります。経年劣化の場合はダイヤフラムの交換が必要です。予期せぬ漏れを避けるため、定期的な交換を推奨します。

(From Avidity Science Newsletter No. 17 issued on October 23, 2023)

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